国内外共通の新しい洗濯表示になってから2年ほど経ちますが、まだ「これは何のマークだったかな?」と疑問に思う事はありませんか? 旧マークと比べながら、ここでちょっとおさらいしてみたいと思います。
洗濯のしかた
以前は、洗濯機で洗う場合と手洗いが分けて表示されていました。「弱」や「手洗イ」の文字もありました。
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【新洗濯表示】
新洗濯表示ではこのように変わりました。これは「洗濯機で洗えます」、 「洗濯液の上限温度は30℃」という意味です(30以上の数字もあります)。下線なしより「━」は弱く、「〓」はさらに弱い洗い方を示しています。
手洗いについては、手の絵が描かれているものに温度の表記はありませんが、 「洗濯液の上限40℃で手洗いできます」という意味になります。 ✕印の方は「家庭では洗濯できません」を示しています。
漂白のしかた
以前の「エンソサラシ」と書かれたフラスコマークは、塩素系漂白剤が使えるか使えないかの 2種類のみでした。 _____________________________________________________________________________________________________
【新洗濯表示】
塩素系・酸素系どちらでも漂白できます
酸素系漂白剤のみが使えます ⬅新たに追加された記号です 「しましま模様にも使える酸素系」と覚えるといいですね。
漂白剤は使えません
★酸素系漂白剤は、ほとんどの色柄物に使える漂白剤です。
自然乾燥のしかた
この長袖Tシャツのような記号はなくなり、すべて四角の囲み記号で表示されるようになりました。
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【新洗濯表示】
つり干し(縦に吊しているイメージ)
日陰のつり干し
平干し(横に寝かせているイメージ)
日陰の平干し
ぬれつり干し ⬅新しく追加された記号です
日陰のぬれつり干し ⬅新しく追加された記号です
ぬれ平干し ⬅新しく追加された記号です
日陰のぬれ平干し ⬅新しく追加された記号です
★「ぬれ干し」とは、洗濯機で脱水したり手で絞ったりせずに干す事をいいます。
タンブル乾燥のしかた
タンブル乾燥とは、家庭用のドラム式洗濯乾燥機やコインランドリーの乾燥機、乾燥機能付きの洗濯機などでの乾燥方法です。乾燥機の中で、衣類を回転させながら強い熱風を当てて乾かします。
家庭でタンブル乾燥ができます(ヒーターを「弱」などに設定します)
家庭でタンブル乾燥ができます(ヒーターを「強」などに設定します)
タンブル乾燥はできません
★「点( ● )」は乾燥温度を表しています。点が多いほど高温ということですね。
アイロンのかけかた
こちらは高・中・低と日本語表記でしたが、新洗濯表示はアイロンの 底面温度の上限を点の数で表すようになりました。 _____________________________________________________________________________________________________
【新洗濯表示】
「● ● ●」は200℃(高温)まで
「● ●」は150℃(中温)まで
「 ● 」は110℃(低温)まで
アイロンはかけられません
★タンブル乾燥と同様に「点( ● )」が多いほど高温、と覚えるといいですね。
ドライクリーニングの種類
こちらも日本語表記でわかりやすかったものですが、新洗濯表示はアルファベットになったので見た目が大きく変わりました。 _____________________________________________________________________________________________________
【新洗濯表示】
ドライクリーニングができます パークロロエチレン(汚れ落ちが強力な溶剤)などの溶剤を使用します
ドライクリーニングができます 石油系溶剤(絹製品やデリケートな素材の衣類に適した溶剤)を使用します
ドライクリーニングはできません
★「P」「F」の意味は覚えなくても、○印に囲まれていればドライクリーニングに出せるということですね。 _____________________________________________________________________________________________________
いかがでしたでしょうか。慣れるまではわかりにくいかもしれませんが、洗濯マークをよく確認してお洗濯すれば、お気に入りの服を大切に長持ちさせる事ができます。 マリアステラの製品もご家庭でお洗濯できるものが数多くありますので、お洗濯の際はぜひ参考になさってくださいね。